うまい醸造品は、愛知県「知多半島」にあり。

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中埜酒造

2021年9月30日

(醸造元)中埜酒造

中埜酒造

創業者の小栗富治郎によって「国の繁栄を願い、それとともに我が酒の盛んなること」を望む気持ちを込めて「國盛」と命名されたという中埜酒造の酒。創業は1844年(弘化元年)にまでさかのぼり、長い歴史に育まれた職人の技と魂を、現代へと受け継いでいます。写真は杜氏の船井さんです。

伝統の技を現代設備と融合させた工場。
品質の安定化と伝統製法の利を同時に実現。

中埜酒造

伝統的で高い品質の日本酒を提供することはもちろん、多様化する食文化に合わせ、新技術に支えられた新しい日本酒を提案していきたいという目標に向かい、中埜酒造は他社に先駆けて最新鋭の設備を導入。品質の向上を第一に、これまで人頼りであった温度や湿度管理を徹底。そのうえで伝統の技、人の五感が必要とされる工程に職人たちが集中することで、さらなる品質向上を可能にしてきました。最新設備の酒づくりにおきかわったいまも、伝統を受け継ぐ技と心は変わりません。

1972年まで実際に酒づくりが行われていた
酒蔵をそのまま博物館に。

中埜酒造

1985年、新工場の移転を機に創設されたのが[酒の文化館]です。200年ほど前に建てられた黒塗りの壁と白い格子の漆喰窓が重厚な建物は、ミツカングループの醸造蔵と同じく、半田の運河沿いの風景を形成しています。

伝統的な先人たちの技と
貴重な文化遺産を後世へと伝承。

中埜酒造

館内には機械化が進められるなかで、往時をしのぶ数百点に及ぶ古い酒造りの道具や酒造りの工程、書簡を展示。古い酒蔵物語を体感できる見学スペースもあり、建物丸ごと東海地方の酒造史の語り部として貴重な存在となっています。

清酒の他に梅酒やあま酒も。
お客様の嗜好に合わせた製品づくりで日本の食を支える。

中埜酒造

中埜酒造の3大銘柄は[國盛]を冠した個別の呼称として[半田郷]、人との出逢いを尊ぶ酒として禅語から名付けられた[我逢人]。そのほかにもワイングラスでおいしい日本酒アワードで連勝を飾った國盛[彩華]など、洋食にも合う新しい日本酒の追求や、清酒以外のアルコール飲料など幅広い製造を行っています。近年には地元に開墾した広大な自家農園「國盛FARM」で収穫された梅を使い、本当の美味しさを求めて昔ながらの実直な味わいを引き出した[知多梅酒]を開発。ほかにも日本酒づくりの体験会を催すなど、お酒のさまざまな楽しみ方を発信し続けています。

 

中埜酒造

國盛 酒の文化館[中埜酒造株式会社]
愛知県半田市東本町2-24
TEL.0569-23-1499
営業時間 10:00~16:00[ 予約制 ]
休館日 木曜日(木曜日が祝日の場合は翌日)

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